こんにちは!あたうる興業の「あたろう」です。将棋NHK杯、斎藤慎太郎八段対出口若武五段の対局の棋譜と、あたろうの感想を記事にしたいと思います。
2021/8/9 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第1局
▲先手 斎藤慎太郎(さいとう しんたろう)八段 28才 竜王戦1組(1組:2期) 順位戦A級(A級:2期)
△後手 出口若武(でぐち わかむ)五段 26才 竜王戦6組 順位戦C級1組
先手斎藤八段はNHK杯前期準優勝で6回目の出場です。対する後手出口五段はNHK杯2回目の出場です。解説は井上慶太九段です。出口五段は解説の井上九段の弟子ということもあって、本対局は解説が師匠であり緊張しますと言っていましたが、解説の井上九段は緊張は無いだろうと言っていました。20代同士の対局とあってか、両者とも攻めの将棋で、序盤は角交換から始まり、序盤の陣形は同じ指しまわしとなりました。それでは本対局の棋譜に入っていきたいと思います。
▲7六歩△8四歩▲2六歩△3二金▲7八金△8五歩▲7七角△3四歩▲6八銀△7七角成(下図)
▲同銀△2二銀▲4八銀△6二銀▲4六歩△6四歩▲4七銀△6三銀▲6八玉△3三銀▲3六歩△7四歩▲9六歩△9四歩▲3七桂△4二玉▲1六歩△1四歩▲2五歩△7三桂▲4八金△8一飛▲2九飛(下図)
△6二金▲6六歩△5四銀▲5六銀△5二玉▲6九玉△4一玉▲7九玉△4二玉▲8八玉△6五歩(下図)
▲6九飛△6六歩▲同銀△6五歩▲同銀直ぐ△同桂▲同銀△同銀▲同飛△6四銀▲6九飛(下図)
△7五歩▲7九玉△5五角▲6六銀△同角▲同飛△6五銀打つ▲6九飛△8六歩▲同歩△7六歩▲5六桂△7七銀▲6四桂△6六銀上がる(下図)
▲7七桂△同銀不成▲8八銀△6六桂▲6七銀△7八桂成▲同銀△8六飛▲7七銀左△同歩成▲同銀△8七飛成▲7八銀△7六銀▲5一角(下図)
△3一玉▲3三角成△8九金▲同銀△3三桂▲7八銀打つ△6八歩▲同飛△7七銀不成▲8七銀△6八銀不成▲同玉△6七歩(下図)
▲7七玉△5九角▲8八玉△7七銀▲9八玉△9五歩▲5一飛△2二玉▲9一飛成△9六歩▲2一金(下図)
△1三玉▲9六竜△8六歩▲1五歩△8七歩成▲同竜△8六銀打つ▲同竜△9一飛(下図)
▲9二歩△8六銀成▲2二銀△同金▲1四歩△1二玉▲2二金△同玉(下図)
▲1三歩成△同香▲同香成△同玉▲1四歩△2二玉▲1三歩成△同玉▲1四歩△2二玉▲1三歩成△同玉▲1四銀(下図)
△2二玉▲2三銀成△同玉▲2四香△3二玉▲2三角△4二玉(下図投了図)まで146手で後手出口五段の勝利
「素人あたろうの、本対局の感想」
上図、後手5五角の局面。以後、▲6六銀△同角▲同飛△6五銀打つ▲6九飛(下図)
後手の角銀交換と後手の損の様な交換になります。しかし、中終盤には後手の銀が活躍します。序盤から後手は攻めの手を緩めず、あたろう的には後手は攻めが続くのだろうかと思いました。
上図、終盤の後手9一飛の局面。この飛車が後手の守りのかなめとなって、後手玉を守り切り後手出口五段の勝利となります。
ゆっくり、じっくり将棋を指したくなる「あたろう」ですが、必要な駒を取りつつ攻め切る後手の将棋は、「素人あたろう」には指せない将棋だなぁと思いました。
次回NHK、Eテレで放送される対局は・・・2021/8/15(日) AM10 :25より放送 NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦第2局
豊島将之(とよしま まさゆき)竜王 31才 第33期竜王(1期以上:8期) 順位戦A級(A級以上:5期)
服部慎一郎(はっとり しんいちろう)四段 22才 竜王戦6組 順位戦C級2組
の対局です。
あたろうでした!!